
夕べ、温泉で鍵が空かないとある人たちに出会ったが、偶然にも近隣の空き家の人でぼやいていると別の温泉での知り合いが「あるある、そういうのある、文句だけ言ってくるでしょう」と苦笑いしていた。まあ、境界線の話。
過去に境界線の草が侵入してきてもさもさになっていたので草むしりをしていたら向こう側の人がやってきて「何してるの!」と、手入れをしていますと返したら「ああ、よろしく頼むわ」と、メンバーと「ありがとうやろうが」と笑うしかなかったが持ち主と因縁があったらしく結局は面倒臭いし何もしないということになった。それでもわさわさしてくるから他の近隣の人が何とかしないのか、と事情は説明したけれどそこでもまた苦笑いされ触れてはいけない場所、と、まあ荒れる荒れる。
ここも似たようなもので数年手入れをしているのは見かけたことがなかったので手入れをしたら案の定の苦情めいた話。で、話し合いをしたけれど、手入れをするのかなと様子見していたら屋根の修理に大工さんが来ただけで思わずのけ反った。ずっとそうらしい。
「やらないのに苦情は言ってくるのよ」と田舎あるあるでわあわあと話をしつつ、あの周辺のにかわ級の粘着性に訳わからねえとそこで終わった。
それで今日、ここに住めたらなとリノベーション前提ではあるけれどもぼそぼそと意思だけは伝えていたのだけれど朝から「ここに『住む』んだって」とわざわざ聞こえるように強調して「住むらしい」繰り返す。にかわ級の亜種が出たな、とこれは地域性なのか何なのかと考えていたけれど、面倒臭くなって「いや、分かったから、住んでも住めなくてもどちらでもいいですわ」と本人に返した。それまでもこちらの言い分や事情も全く違うものにされて何だかわけわからん話になって丸聞こえではあったけれど、ここ、こういうのしかいないのか。
でも言いたいことは分からんでもない。完成したら発言が変わる。業者でさえ変わる。これまで散々なくらい言われてきたので慣れたというのもあるけれど、そこが人生に全く関係ないのならば黙っていてくれというのが本音。
境界線もリノベーションもどちらもあるある話か。後悔も面倒臭いので、こういうこともありましたという記録。