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自然という不自然

自然という不自然

何か人の手が入るものは全て作為だと思っていて、おもひでぽろぽろの「都会の人は川や田んぼや山を見て自然だってありがたがる。だけど田舎の景色って人が作ったものなんだよね。人が自然と暮らすうちに出来上がってきた人工的な景色なんですよ。だから自然とは違う」この台詞が子供だった頃から好きな自分。それでも無作為に近い作為を意識して、しれっと自然に視える不自然を意識している。無作為に視える作為ともいうか、写真などもそれに近いかもしれない。還るともいうか朽ちゆくことが本来の自然なのだろう。

アスファルトの割れた隙間に横に這う本来はグリーンカーペットを作る為の品種の伸びすぎたランナーを植え続けている。パッチワークのようで可愛らしい。種も飛ばさないので放っておけばゆっくり進んでくれる。共に暮らす動物がいるので除草剤は使いたくないし、使わない為にあれこれと工夫しながらのひと手間の積み重ね。もう一種類は別の場所では成功したけれども今回もここで実験中。


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