village

休日

休日

ここに移住してからというもの一日「何もしないで休む」ということがなかったので、今日は自分の時間を取ることにした。一度も休んでいなかったじゃないかと意見されそう言われてみれば完全に休んだことがなかったと気づき、だらだらと過ごしていた。週末は麓の食堂のまえの車を見たくないのもあって、動かずに徹する。坊主にして直射日光でダメージが来るから冬より気をつけてと友人に言われ帽子を被っているけれども、帽子を取って見せろと言われて拒否したら「がん患者みたいじゃない」と、同じ空間にいたメンバーが「怒らなかったのか」と聞いてきたけれども、まあ昔はその当事者でしたと返すのもなんだかなあといった気分で、自分は時間も経っていちいち傷つきはしないが今後移住してくる人には傷が乾いていない人もいるので考えないと駄目だな、と。そんなこと気にしていたら生きていけねえよと言う人もいるけれど、止まない雨もあれば明けない夜だってあるのだし傘も差し出さない人が言うもんじゃないよ、と。自分も何も言わなければ良かっただけなのだが、自分の周辺に落とし穴があるとするならばここら辺だろうなとある程度の答が出た。

移住する時期に政治的に動かなければと地域の人から話をされたけれど自分に政治力はない。都会では町内会長に挨拶に行けと言われ全員で出向いたこともあったが、ここではその場所だった。見てくれる人が見てくれていればそれでいいわけでその結果、自分のしたいことができなかったとしても、そういうものだからでいいとさえ思えてきた。ここの麓の同世代が落ちた穴は、上の人に対する依存も一部あっただろうと想像するし、そう言われている。要は頼りすぎた結果、自力を養うとかそういうこともなく、上はどんどん歳を取って支えなきゃならない番が回ってきたが自分で手一杯の状態。

日の暮れの間際に水だけ遣りに外に出る。向かいの手つかずの庭もすこしずつ実験がてら試しているけれど来年には仕上がる予定。ま、色々とありますな。

error: